宇宙博2014 ~I to 情熱をもって~
いづみ美術印刷が森永製菓様からの依頼で作り上げたパッケージです。
宇宙博2014の為に作られたパッケージで、子供たちの夏休みの自由研究に使えるようにと考えられました。
・ロケット型パッケージ
角を増やすことで、丸みを出し、よりロケットに見えるように作られている。
・地球儀パッケージ
多面体パッケージを改良することで、球体に近づけている。
・ドーム型パッケージ
地球儀パッケージの底を8角形の平らなパーツに変えたもの。
どれもお菓子が中に入るようにだけでなく、こだわりを持った形状になっています。
是非、7月19日からの宇宙博と共に、3つのパッケージもよろしくお願いします。
Package Project Ito
~I to いう名のもとに~
このパッケージが出来上がるまでの4ヶ月を振り返ってみた。
このパッケージに情熱を燃やす一人の男・・・
「伊藤 義則」
彼は、いづみ美術印刷株式会社の営業部長で、弊社はもちろん、協力工場をも支えてきた一人だ。
その① ワクワクする仕事の依頼
2014年2月、伊藤宛に1通のメールが届いた。森永製菓からだ。
(過去にも伊藤は少し変わったパッケージの作製依頼を見事にやり遂げた実績がある。)
内容:森永製菓とJAXAが手を組み夏休みの子供たちの自由研究に使えるものを作りたいので、
パッケージのアイデアが欲しい。希望は球体・ロケット・・・・etc
伊藤はワクワクしながら、パッケージサンプルを作り、送った。
その② 次回打ち合わせまでの課題を克服したサンプル作成
できるだけ球体に近い形にしたい
スペースシャトルでなくロケット(スペースシャトルはサンプルで見せたパッケージ)
企画室のメンバーと共に設計に打ち込んだ・・・そして、サンプルが完成したのです。
その③ 伊藤にいろいろと質問をぶつけてみた。
・このような形状のサンプルが実際できた時どのように思いましたか?
「弊社の設計のクオリティーはどこに出しても負けないものと思っております。ですので、ロケット、球体、ドーム型のサンプルが出来上がった時は、「これはいける!!」という感じでしたかね。」
・今回のパッケージ作りで大変だったところは?
「形状が決まった後の微調整ですかね。球体のパッケージは実際に地図をマッピングし、球体に見えるように寸法をミリ単位で検討しました。非常に細かなところに気を使いました。」
・このパッケージが出来上がって森永製菓さんから何か言われたことはありますか?
「インタビューさせてほしいと言われましたよ」(笑)
「もちろん断りましたけどね」(笑)
「まぁ何かを言われたいからパッケージを作るってことはないですからね」
「私がパッケージを作るのは、強いて言うなら愛情と情熱ですかね。お客様に喜んでもらうために情熱をかけたパッケージを作るんです。」
・今回の仕事を振り返ってみて思うことは?
「今回の案件は私一人ではできなかった仕事でした。協力してくれた企画室のメンバーをはじめ、たくさんの方々のおかげです。今回の依頼していただいた森永製菓様には大変感謝しておりますし、この仕事をやり終えたことを本当に誇りに思います。」
・最後に何かありますか?
「物づくりって、実際に作った人の名前が残らないものですよね?今回のパッケージも私はもちろん、いづみ美術印刷の名前がパッケージに入るわけではありません。ですが、私はこの仕事に愛情と情熱をかけ責任をもっています。この仕事を最後までやりぬくことができたことに私は満足しています。モノづくりは自己満足かもしれないが、今回の仕事は私にとって大きなものになりました。」
・ホントの最後に一番気になったことを聞いてみた・・・パッケージ作りに一番必要なものは何なのかと。
「パッケージを好きになることです。愛があればどんな苦難も乗り越えられますからね」(笑)
今回の依頼が伊藤に来たのもわかるような気がした。
パッケージをこよなく愛する男の挑戦は続く・・・・・・・・