いづみ美術印刷のトムソン加工【L全判対応】
「印刷や表面加工はできるけどトムソン加工ができない。」
「大きい目のパッケージや什器を作りたいので、L全判サイズでトムソンをしたい。」等、トムソン加工でお困りのことはございませんか?
化粧箱・ボード什器・BOX什器等のトムソン加工は いづみ美術印刷にお任せください。
いづみ美術印刷コーヨー紙工部では、トムソン加工の専門工場とし、日々 化粧箱・ボード什器・BOX什器等のトムソン加工を行っています。トムソン加工でお困りのことがあれば、一度いづみ美術印刷コーヨー紙工部にご相談ください。経験豊富な職人が問題解決のお手伝いをさせていただきます。
トムソン加工について
トムソン加工は、印刷や表面加工をおこなった紙を展開図の形に切り抜く加工のことを言います。関東では「ビク抜き」と呼ばれることもありますが、加工内容は同じです。トムソン加工を行う際は、木型と呼ばれるベニア板に刃を埋め込んだ特殊な型が必要になってきます。
加工内容自体はクッキー作りの時の型抜きと言うとイメージしやすいかと思います。この場合、
「クッキーの生地=紙」
「クッキーの抜き型=木型」
ということになります。
クッキー作りと大きく異なるのは、パッケージのトムソン加工にはパッケージを立体的に組み上げるための罫線(やリード罫・ミシン等)が必要なところです。トムソン加工では、紙を展開図の形に切り抜くと同時に、パッケージを組み上げるため罫線等も同時に入れていきます。
トムソン加工の流れ
1.CADデータの作成
まずは、パッケージに入れる商品に合わせてCADデータ(図面)を作成していきます。
いづみ美術印刷で洋紙手配や印刷、表面加工等すべての加工をお任せいただける場合は、CADデータもいづみ美術印刷で作成させていただきます。
※トムソン加工のみのご依頼の場合、木型をご支給いただければと思います。
2.木型の作成
CADデータ(図面)から木型を作成していきます。ベニア板にレーザーで溝を掘りその溝に合わせて、刃・罫線・リード罫などを埋め込んでいきます。
写真はすでにベニア板に刃・罫線が埋め込まれた状態の木型になります。見えにくいですが茶色いパーツ(ゴム)部分に刃がセットされています。ゴムは紙を切断後、紙から刃を抜くための重要な働きがあります。
ゴムがついていない部分は罫線となっています。
3.トムソン加工(打ち抜き加工)
作成した木型をトムソン機にセットして実際にトムソン加工を行います。
4.仕上げ(落丁・カスとり)
紙(シート)をトムソン機に通すと必ず、製品に不要な部分ができるので、これを取り除きます。以上がトムソン加工の大まかな流れとなります。
トムソン加工のメリット・デメリット
メリット
■ 素材として比較的柔らかい紙を使用するので、ある程度複雑な展開図であっても加工が可能。
■ プラスチック製品を量産する際に必要な金型は数十万~数百万円。これと比べてトムソン加工に必要な木型は数万円程度で作成が可能。
デメリット
■ 金属等の硬い素材や、複雑すぎるものは加工できません。
いづみ美術印刷コーヨー紙工部では主に
★ 6-2号~9号程度の板紙
★ 2mm厚までの合紙
★ コート135kg以上の薄紙
等のトムソン加工させていただいております。
いづみ美術印刷コーヨー紙工部では下記の【紙サイズ】【紙厚】についてトムソン加工することが可能です。
いづみ美術印刷のトムソン加工【L全判まで対応】
サイズ
【最小 350×450mm】~【最大 800×1100】(L全判対応)
厚み
【コート紙 135kg(約0.14mm)】~【3枚合紙(約2mm)】
いづみ美術印刷では洋紙手配や印刷からのご依頼はもちろん、印刷物支給、トムソン加工(&貼り加工)のみのご依頼も承っております。トムソン加工でお困りのことがあれば、是非いづみ美術印刷コーヨー紙工部にご相談ください。